現在、老後資金は2000万円必要だと言われている時代です。
しかし今の貯金の状況を見ると、老後資金2000万円を達成するのは難しい・・・と悩んでいる方は多いことでしょう。
そこで今回は老後資金で2000万円貯められるようになる方法をご紹介していきます。
老後資金2000万円の背景

そもそも老後に必要な資金はなぜ2000万円だと言われているのでしょうか?
まずはそう言われる背景を見ていきましょう。
令和24年の問題
日本は、平成20年以来人口が減少しており、令和24年になるとこれまで以上に少子高齢化社会であることが目に見えて分かる時代になると囁かれています。
高齢化社会
高齢化社会となると労働力世代の人口の減少が考えられます。
働く人が少なくなると国内の市場の規模はどんどん縮小。
結果的に投資先としての魅力がないことから経済成長率は著しく下がってしまうのです。
退職金給付額の減少
そして現在退職金の給付額の減少も大きな問題となっており、20年前のピーク時と比較すると3~4割ほど減で、もらえる退職金の額が減ってきています。
その額は1700~2000万円が平均となっていますが、今後は経済の成長率が下がり退職金給付額はますます下がっていくことでしょう。
しかしながら実際老後を約30年生きるとすると約2000万円の生活資金が必要という結果が出ています。
平成29年では、高齢夫婦無職世帯の平均貯金額は2484万円となっていますが、これから多くの退職金がもらえなくなる世の中では2000万円貯める術を身に付けておく必要があります。
今からできる老後資金準備方法

2000万円の老後資金を準備はなるべく早めに行うのがおすすめですが、しかしもうすぐ老後を迎えてしまう方も、2000万円貯まっていないのであれば、今から老後に向けてお金のことを考えることが必要です。
最後に今からでもやっておきたい老後資金準備方法をご説明していきましょう。
現状を把握し資産の確認
老後資金を見直す上で重要となるのが現状の把握です。
現状を把握し資産を確認してみましょう。
余分すぎる出費はありませんか?
でき限り貯蓄に回すことで、例えば月に2万円趣味に使っていたお金を貯蓄に回すだけで年間24万円貯めることができます。
生命保険、医療保険の見直し
もう一つ重要になってくるのが生命保険や医療保険の見直しです。
これらは現在、一世帯あたり年間保険料が約38万円かかっているとされています。
今40代である方なら単純計算で老後までの20年で760万円の保険金を支払う必要があります。
ただこの保険を月々1万円でも安くなれば20年間で240万円の出費を抑えることが可能です。
加入している保険が自分に適したものかどうかもう一度見直し、更新時には保険料が下がった新たな保険商品があるかどうかも目に留めておきましょう。
まとめ
2000万円もの資金が必要となる世の中ですが、現状以上にお金に悩まされる厳しい時代に入ることから、なるべく早めに老後の資産について考えるべき必要があります。
余裕を持つことで老後に備えてお金をやり繰りを考えながら貯めていけることでしょう。
身近な方法としては資産状況を考えることの他、生命保険や医療保険の見直しでも老後に必要な2000万円の貯蓄を現実的に可能にさせてくれます。